ゲイとの出会い

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世間が浮かれるクリスマスイブの日、僕はボッチだった。恥ずかしい話なのだが、11月に付き合っていたカレシと破局したのである。原因はカレシの浮気だった。僕と言う存在がありながら、彼はモデルでタレントの女性と付き合っていることが発覚したのだ。
別に両刀使い自体は否定しないが、あれだけ愛し合った仲なのに、所詮ちんこではまんこに勝てないのか、と僕は幻滅感とともにカレシのもとから去ったのである。
しかし、それでもクリスマスイブにひとりは寂しい。これまで10年間、僕のそばには常に誰かがいた。ある時期から相手は男性になったが、イブは二人で過ごすものと言う本能が相手を見つけてくれたものだ。ゲイだってイブは○上陽水な気持ちになりたいのである。
とりあえず1日だけでもカレシになってくれる男性はいないものか、とLINEのつながりを当たってみたが、イブに暇を持て余してるのなんて僕くらいのものだった。そこで焦った僕は、ゲイとの出会い専門掲示板に頼ってしまった。お金にまつわる関係には手を出したくなかったのだが、イブを一人で過ごす屈辱に比べれば、少々の出費は致し方ないと思った。
そして、僕は掲示板でリョウスケと出会った。リョウスケもまた、カレシがおらず寂しいイブは過ごしたくないと言う僕と同じベクトルの青年だった。条件が一致したのだ。話を聞くと、リョウスケも11月にカレシと別れた口だった。ただ、僕と違ったのはリョウスケは浮気をした方だった。その結果、二兎を追う者は一兎をも得ずで、ボッチになってしまったのだそうだ。
こうして、僕たちはイブ限定一夜限りの恋人関係となった。こんなゲイとの出会いもあるんだな、と、僕たちは僕の家でシャンパンを空けてケーキを食べてプレゼントがわりにお互いのモノを咥えた。
翌朝目覚めると既にリョウスケはいなくなっていた。二日酔いでガンガンする頭で、僕はリョウスケが頭を置いていた枕の匂いを嗅ぎながら、彼はサンタクロースが届けてくれた僕の夢だったのかなと思った。
こうして、クリスマスは終わった。次は年越しに向けて一夜限りのカレシを探すとしよう。
ノンケのフェラ友
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