タダマンのやり方

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メガネ女子の野田さんはタダマン専科だった。
出会い系で野田さんを拾った時も、まさかすぐにタダマンできるとは考えておらず、これがきっかけになってその内にそんなムードになればいいなあとは思っていたが、出会ったその日に野田さんの方からホテルに誘われた。もしや援デリか?と疑ったのだが、そうではなかったらしい。単にセックスが好きな女性だった。
「濃厚接触・・・大好物です」
と、まるで僕に新型ウイルスでも移そうとしているのかと思うくらい、野田さんはベッタベタに絡みあってきたものだ。
「私にとってはタダチンです」
野田さんは僕のチンコをもみもみしながらにっこりとほほ笑んできた。
もちろん、エッチは相手あってのものだ。いくらタダマンのやり方を常に模索している僕でも、小学生やらババ様相手にタダマンができるとしても「それはないわあ・・・」と謹んで辞退させてもらう。もちろん事を致した後に後悔することはあるが、それはそれでまた経験の1ページだ。
そして、それは女性も同じであって「それはないわあ・・・」と言う相手を除けば、特に厳密な条件は持っていないらしい。妊娠と言う女性にとってのリスクも避妊さえ十分ならば問題はない。なのに、なぜ女性は自分の性欲に正直ではないのか・・・野田さんはそんな自分に正直な女性だった。タダマンのやり方としては、僕は最高の相手を引き当てたと思った。
「そんな感じでタダチンを満喫しているので、いつまで経っても特定のカレシとかはできないですけどね」と、野田さんは自虐的に言っていた。おいそれとセックスできない相手だから欲求が堪って恋心に転じることがある。誰とでもタダマンしちゃう野田さんにはその気持ちは芽生えないそうだった。
僕としてはタダマンできる相手が見つかってラッキーなことこの上なかった。またやろう、と言う僕の誘いに野田さんは快く了承してくれた。しかし、それは叶うことはなかった。
その三日後、体調に異変を感じた僕が病院で検査を受けたところ、新型ウイルス陽性が判明した。タダマンのつもりが治療費がかかってタダではなくなったという悲しいオチだった。野田さんも今頃隔離入院しているのかなあ、と病室の窓から外を見上げる僕だった。
割り切りの相場
タダマン

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